アトピー性皮膚炎の合併症
アトピー性皮膚炎の患者さんが2〜3日前から症状がひどく 悪化している場合、アトピー性皮膚炎の悪化だけが原因では なく、皮膚の感染症を発症している場合が少なくありません。 そのほか、白内障、網膜剥離などの眼症状なども、注意しておきたい症状です。 アトピーの合併症がどんなものかわかれば効果的に予防する ことも可能です。以下に、アトピーの方にみられる主な合併症状 や対処法について紹介します。
- ウィルス感染症
伝染性軟属腫ウィルスの感染。
ひっかくと、当然拡大しますし、プールやお風呂でも感染します。
小さなものは消毒するか、尿素軟膏などの外用も行われています。
大きなものはピンセットでとってしまうか、液体窒素で処置することも あります。
単純ヘルペスというウィルスが原因です。
広がると、38℃以上の発熱や全身倦怠感を伴います。
アトピー性皮膚炎患者の重症の方の顔面に多く見られます。
抗ウィルス剤(ゾビラックス)の内服または点滴が必要です。
体調の悪いときなど、自分の免疫力が低下したときに現れます。
再発しやすいので注意が必要です。
- 細菌感染症
伝染性膿痂疹は、皮膚に細菌が繁殖し、ひっかいたり、触ったりするこ とで全身に広がる疾患です。春から夏にかけて多く、黄色ブドウ球菌の ほかに溶血性連鎖球菌が原因です。
たくさんの小さな水疱、膿疱ができます。破れると汁がついて次々に移 り、増えます。溶連菌のとびひは時間単位でいっきに拡大する傾向があ ります。
病院へ急いでいってください。
他のHPでも丁寧に紹介されているので一度検索してみてください。